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図書館バリアフリー映画会を開催しました。
9/19(日)に、昭島市民図書館シアターにてバリアフリー映画会を開催しました。バリアフリー映画とは、どなたでも同じ映画を一緒に鑑賞できるよう、全編に日本語字幕や音声ガイドをつけた映画のことです。
上映した作品は『武士の家計簿』です。代々加賀藩の財政に携わり“そろばんバカ”と呼ばれた下級武士が、妻の支えを得ながら一家そして藩の財政を切り盛りしていく姿を描いた作品です。
当日はバリアフリーに関連して、大きな字で印刷してある大活字本や、点字資料、どなたでもやさしくわかりやすく読めるLLブック、朗読CD、読書補助具や筆談ボード等をシアター前に展示しました。
その他にも図書館内のバリアフリーを知ってもらうための資料、そして障害者サービスについての利用案内も配布しました。
*こちらの資料は市民図書館の各カウンターで配布しております。ご自由にお取りください。
下の写真は、上映前のご挨拶と注意事項のご説明をしている様子です。声と、スクリーンに映し出した文字と、手話通訳で行いました。
いよいよ上映開始です。
ブログの冒頭でもご説明した通りバリアフリー映画は通常の映画と違い、動作や場面を説明するナレーションが流れ、視覚に障害のある方が情景を思い浮かべやすくなっています。
また、邦画であっても日本語字幕が付いており、音楽や物音なども字幕で説明しているので、聴覚に障害のある方が音の情報を文字で読み取れるようになっています。
上映後にいただいたご意見では、障害のない方も「一般的な映画よりも情報が多く、わかりやすかった」ととても好評でした。
バリアフリー映画を知らなかったという方も多く、この機会に知っていただく事ができてよかったです。
そして何より、当事者の皆様に映画会をお楽しみいただけて本当に嬉しく思います。
今後も視覚や聴覚に障害のある方も楽しめるようなイベントを実施してまいりますのでよろしくお願いいたします。
次回のバリアフリー映画会をご期待ください。
最後に、今回バリアフリー映画会を開催するにあたって、ご意見をくださいました視覚障害者団体、聴覚障害者団体の皆様に心よりお礼申し上げます。
投稿日:2021年10月10日