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*見学報告* もくせい号のお仕事

こんにちは、昭島市民図書館の山本です。

皆様は昭島市の移動図書館車「もくせい号」をご存知ですか?

もくせい号は約3,000冊の図書を積み、図書館から離れた昭島市内の地域を巡回し図書館サービスを提供する車です。
図書館と同じように貸出、返却、予約受け付け、予約本受け取りなどのサービスを実施しています。

車体はうす緑色で、正面に向かって右側面には一般図書、左側面には児童書を並べています。

車内にも図書があり、小さなベンチが設置してあるので座って本を読むことができます。

人気本や新着本、季節の本などはコンテナに入れ、移動図書館を開くたびに積み下ろしをし、目立つところに置いて手にとってもらいやすいよう工夫しています。

 

1月、移動図書館の担当をしている職員の中込ともくせい号に乗り、昭島病院と武蔵野二丁目北児童遊園の巡回に行ってきましたので、その仕事の様子をお伝えします。

もくせい号の出発準備を終え、昭島病院へ。
昭島病院では可動式のラックに本を積み、入院患者さんと働く職員さんのために院内で移動図書館を開きます。
入院患者さんは図書館のカードを持っていなくても仮のカードをその場で作り、本を借りることができます。
この日はいつもよりたくさんの方が本を借りにいらっしゃったようでした。
移動図書館担当の中込は顔見知りの入院患者さんや職員さんが多く、明るい笑顔で和気あいあいとお話をしながら本の貸出や返却をしていました。
どんな本を持って行ったら喜ばれるかという事もお話をする中で分かる事もあるので、短い巡回時間の中の大切なひとときです。
貸し出した本たちが入院生活中の皆様の心を少しでも和ませてくれますようにと願いつつ、本を持って病室へ戻っていく患者さんたちを見送りました。
 

昭島病院を後にし、次は武蔵野二丁目北児童遊園へ向かいました。

車を降りると子どもたちが元気に遊ぶ声が聞こえてきます。
もくせい号を停め、自由に本を選べるよう車体の両側面の棚と車内を開放し、新着本や季節の本の展示をする準備をしていたら、すぐにお客様がいらっしゃいました。
車内でゆっくり本を読んだり、棚の本を選んだり、子どもたちが楽しそうにしている姿を見ていると、児童遊園があっという間に図書館に変わったかのようでした。


 

おすすめの本を展示し、POPと共に紹介しています。

季節ごとに車内の飾りを変えているそうです。
 

今回もくせい号に乗って、こんなにも巡回日を心待ちにしている方々が沢山いるのだという事に気付き、とても大切な事業であると実感しました。
もし図書館が遠くて行き辛いという方は、是非もくせい号をご利用ください。


 

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、
移動図書館車を含む昭島市民図書館全館は休館となります。
詳しくはこちらをご覧ください⇒【重要】*全館* 昭島市民図書館休館延長のお知らせ

5/29追記
もくせい号は一部ステーションを除き、巡回予定表どおり運行致します。
詳しくはをこちらご覧ください。

投稿日:2020年03月24日