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*見学報告* アキシマクジラの里帰り

 こんにちは、市民図書館の矢嶋です。

 昨年に新種認定されて以来、注目の集まるアキシマクジラ化石は、どこに保管されているかご存知でしょうか。
 ――― 答えは、群馬県立自然史博物館です!

 今月、化石の一部が昭島市に里帰りを果たし、第47回昭島市民くじら祭が開催されました。この真夏の祭典の盛況ぶりは、昭和36年8月の化石発見以来、アキシマクジラが昭島市のシンボルとして今日まで市民に愛されてきたことを物語っています。
 今回里帰りした化石は、胸びれの骨でした。会場のアキシマクジラPRブースには、多くの方々がお越しくださり、化石を見て触ってご堪能いただきました。

 私たち市民図書館スタッフは、事前に特別研修で胸びれの骨を実見させていただきました。約200万年前、市民図書館の場所はまさに海であったといわれています。この地で、この胸びれで、アキシマクジラが悠々と泳いでいた姿を想像しながら、この貴重な機会に興味津々に学ぶことができました。

 その後は、8月19日に群馬県立自然史博物館の保管場所まで戻っていき、他の部位の化石と一緒に保管されています。



(写真左上)第47回昭島市民くじら祭 アキシマクジラPRブース
(写真左下)市民図書館スタッフ 特別研修
(写真右上・右下)群馬県立自然史博物館 アキシマクジラ化石保管場所


 来年3月開館予定の教育福祉総合センター「アキシマエンシス」では、アキシマクジラ全身骨格の原寸大レプリカ(約13.5m)と化石の一部を展示します。
 また、昭島市デジタルアーカイブズ「あきしま 水と記憶の物語」では、アキシマクジラ化石を3Dビューワで自由に拡大・回転させながらご覧いただけます。ご興味を持った方は、ぜひチェックしてみてください。


アキシマクジラ化石3Dモデル

投稿日:2019年08月23日